年収別・手取り早見表(200万〜1500万)を1ページで:計算の根拠と、自分の年収の詳細記事への入口
「年収○○万円の手取りはいくら?」——転職や昇給、住宅ローンの審査、家計の見直し。そのたびに気になる数字です。便利箱(HA)には年収ごとの「手取りを1円単位で分解した記事」が15本ありますが、「全部を横に並べて一気に比べたい」という要望に応えるため、このページでは年収200万〜1500万円を1つの早見表にまとめました。
数値はすべて、サイト内の手取り計算ツールとまったく同じ計算式(会社員・独身・扶養なし・40歳未満・社会保険料約14.5%モデル)で出しています。下の表から自分の年収の列を押さえ、さらに詳しい内訳が気になったら、各年収の詳細記事へ内部リンクで飛べます。
結論:年収別・手取り早見表(会社員・独身・約14.5%モデル)
| 年収 | 給与所得控除 | 社会保険料(目安) | 所得税(目安) | 住民税(目安) | 手取り(年) | 手取り(月) | 手取り率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 200万円 | 70万円 | 約29.0万円 | 約0円 | 約5.7万円 | 約165.3万円 | 約13.8万円 | 約82.6% |
| 300万円 | 110万円 | 約43.5万円 | 約5.0万円 | 約10.4万円 | 約241.1万円 | 約20.1万円 | 約80.4% |
| 400万円 | 124万円 | 約58.0万円 | 約8.7万円 | 約17.5万円 | 約315.8万円 | 約26.3万円 | 約79.0% |
| 500万円 | 144万円 | 約72.5万円 | 約14.1万円 | 約24.1万円 | 約389.4万円 | 約32.4万円 | 約77.9% |
| 600万円 | 164万円 | 約87.0万円 | 約20.8万円 | 約30.6万円 | 約461.6万円 | 約38.5万円 | 約76.9% |
| 700万円 | 184万円 | 約101.5万円 | 約32.0万円 | 約37.6万円 | 約528.9万円 | 約44.1万円 | 約75.6% |
| 800万円 | 195万円(上限) | 約116.0万円 | 約48.1万円 | 約45.3万円 | 約590.6万円 | 約49.2万円 | 約73.8% |
| 900万円 | 195万円(上限) | 約130.5万円 | 約66.6万円 | 約53.5万円 | 約654.4万円 | 約54.5万円 | 約72.7% |
| 1000万円 | 195万円(上限) | 約145.0万円 | 約81.3万円 | 約61.7万円 | 約712.0万円 | 約59.3万円 | 約71.2% |
| 1200万円 | 195万円(上限) | 約174.0万円 | 約118.9万円 | 約78.8万円 | 約828.3万円 | 約69.0万円 | 約69.0% |
| 1300万円 | 195万円(上限) | 約188.5万円 | 約141.6万円 | 約88.5万円 | 約886.4万円 | 約73.9万円 | 約68.2% |
| 1500万円 | 195万円(上限) | 約217.5万円 | 約193.4万円 | 約104.5万円 | 約984.6万円 | 約82.1万円 | 約65.6% |
※数値は概算(会社員・独身・扶養なし・40歳未満・社会保険料約14.5%)。扶養家族の有無、自営・フリーランス、年末調整の控除(iDeCo・生命保険・医療費等)、居住自治体によって数万円単位で変わります。正確な金額は源泉徴収票と住民税決定通知書で確認してください。
手取りの出し方(計算の根拠)
手取りは次の順で差し引かれて決まります。
手取り = 年収 − 社会保険料 − 所得税 − 住民税
それぞれの元になる「課税所得」は、次の4ステップで求めます。
- 給与所得控除:年収から経費相当額を引く(令和6年以降の速算表)。例:年収500万円なら「500万×20%+44万=144万円」で、給与所得は356万円。年収850万円超は控除額が一律195万円で頭打ちになります。
- 社会保険料:会社員は給与の約14.5%(健康保険+厚生年金+雇用保険)。自営・フリーランスは約15%が目安。
- 所得控除:基礎控除(48万円)+配偶者控除(38万円・控除対象配偶者がいる場合)などを引く。
- 課税所得=年収 − 給与所得控除 − 社会保険料 − 所得控除。これに累進税率を掛けて所得税、さらに10%(所得割)で住民税を出します。
このロジックは手取り計算ツールと同一です。よって上の早見表の数字は、ツールに同じ年収を入力した結果と一致します。
なぜ年収が上がるほど手取り率は下がるのか
早見表を見ると、年収300万円で約80%だった手取り率が、1000万円で約71%、1500万円で約66%まで下がっています。理由は3つ。
- 給与所得控除の上限:控除額は年収850万円超で195万円に頭打ちになるため、それ以上稼いでも「控除で守られる分」は増えません。増えた分がそのまま課税されます。
- 累進課税:所得税・住民税とも、年収が高いほど掛かる税率が上がります(5%→10%→20%→23%→…)。
- 社会保険料の実効率:収入に比例しますが、厚生年金の標準報酬月額上限(65万円)により高所得では実効率がやや下がるものの、税の伸びがそれを上回ります。
言い換えれば「昇給=手取りも同じように増える」ではなく、年収が高いほど、増えた分のうち税金・保険料に回る割合が大きくなるのが日本の構造です。具体的な「壁」は年収の壁(103万・106万・130万・150万)や配偶者控除の壁で確認できます。
各年収の「1円単位の内訳」記事一覧(自分の年収へ飛ぶ)
早見表の数字の根拠を、それぞれの年収で順を追って分解した記事です。手取りが「なぜその金額になるか」を確認したい年収を選んでください。
- 年収200万円の手取りを分解
- 年収250万円の手取りを分解
- 年収300万円の手取りを分解
- 年収350万円の手取りを分解
- 年収400万円の手取りを分解
- 年収450万円の手取りを分解
- 年収500万円の手取りを分解
- 年収550万円の手取りを分解
- 年収600万円の手取りを分解
- 年収700万円の手取りを分解
- 年収800万円の手取りを分解
- 年収900万円の手取りを分解
- 年収1000万円の手取りを分解
- 年収1200万円の手取りを分解
- 年収1300万円の手取りを分解
- 年収1500万円の手取りを分解
よくある注意点
- 賞与(ボーナス)の扱い:上のモデルは「年収÷12」の月割りを想定しています。賞与の比率が高い方は、月々の額面が下がるため、手取り(特に住民税の特別徴収)と差が出ます。
- 住民税は前年の所得で決まる(後払い):今年転職して年収が下がっても、翌年の住民税は前年ベース。逆に今年年収が上がると、翌年の住民税が跳ね上がります。
- 扶養の壁で手取りが逆転することがある:配偶者がパート等で稼ぐと配偶者控除が減り、世帯手取りが減る場合があります。詳細は年収の壁を手取りの逆転額で比べた記事で。
- 自営・フリーランスは別算用:社会保険料が国民年金・国保になり率も異なるため、会社員モデルより手取り率は下がるのが一般的です(自営業の手取り・税金参照)。
もっと具体的に計算・確認する
- 手取り計算ツール——年収から手取りを即算出(この記事と同じ計算式)。
- 手取り率を年収別に比べた記事——率のグラフと3つのレバー。
- 給与所得控除の計算記事——控除額が年収別にどう決まるか。
- 所得税の計算方法を1円単位で解説——累進課税の速算表。
- 住民税の計算記事——所得割と均等割の仕組み。
自分の年収で同じ内訳を見たい場合は 手取り計算ツール へ。すべてブラウザ内で計算し、入力した金額はどこにも送信されません。
よくある質問
会社員の手取りは年収の何割くらい?
会社員・独身・扶養なし・40歳未満(介護保険料なし)のモデルでは、年収300万円で約80%、500万円で約78%、1000万円で約71%、1500万円で約66%です。年収が上がるほど手取り率は緩やかに下がります。扶養家族がいたり、自営・フリーランスだったりすると数万円単位で変わります。
手取り率が下がる理由は?
主に3つ。①給与所得控除に上限(195万円)があるため、高所得になると増えた分がそのまま課税される。②所得税・住民税が累進課税で、年収が高いほど掛かる税率が上がる。③社会保険料は収入比例ですが実効率は高所得でやや下がるものの、税の伸びがそれを上回るためです。
この早見表の数字は本当に正しいの?
このサイトの手取り計算ツールと同じ計算式(令和6年以降の給与所得控除速算表・復興特別所得税2.1%込み・住民税所得割10%+均等割5,000円)で算出しています。既存の詳細記事(年収500万=約389万円など)とも一致します。ただし健康保険の加入先や自治体、控除の適用で実額は変わるため、確定申告や源泉徴収票で最終確認してください。
自分の年収の詳しい内訳はどこで見られる?
この記事の早見表から、各年収の「1円単位で分解した記事」へ内部リンクで飛べます。例えば年収500万円なら給与所得控除134万円・社会保険料約72.5万円・所得税約14万円・住民税約24万円の根拠を順に追った記事があります。自分で金額を入力して試すなら手取り計算ツールも使えます。