米国の小型精密旋盤、フライス盤、アクセサリー、コンピュータ数値制御(CNC)工作機械メーカー、Sherline Productsが、製造事業を縮小すると発表した。CNC工作機械はコンピュータ制御で切削工具を動かす。Sherlineの製品は、趣味で工作を楽しむ人、教育関係者、技術者、小規模な作業場で使われている。

Sherline Productsのロゴ
Sherline Productsのロゴwww.sherline.com

Sherlineのロゴは、冒頭段落で製造事業とサポート計画が説明されている企業を示している。

同社によると、今回の判断は2017年の買収後に実施した投資を踏まえたものだが、パンデミックの影響、製造コストと運営コストの上昇、顧客の購買行動の大きな変化も背景にある。同社によれば、こうした圧力により、競争力を維持するために必要な人員と生産水準を保つことが持続不可能になったという。これはSherline自身の説明であり、独立して立証された原因ではない。

生産は一律に止まるわけではない。Sherlineは、残存する設備、資材、従業員、在庫の範囲で、2026年10月末まで工作機械、工具、アクセサリー、交換部品を製造・販売する計画だ。大型機械を必要とする業務はそれより早く終了する可能性があり、特定の製品はほかの製品より先に姿を消すことになる。

現在の所有者にとって現実的な問題は、サポートがどこまで続くかだ。Sherlineは、ウェブサイト、技術・教育向けアーカイブ、YouTubeの操作説明へのリンクを引き続き公開する方針で、在庫がある限り交換部品を供給し、同社の義務に基づいて保証請求に対応する意向も示している。一方で、部品供給や事業縮小後のサポートが無期限に保証されるわけではなく、所有者は長期的な保守の見通しを立てられないでいる。