Lapcat SoftwareのJeff Johnsonによる2026年9月5日公開のテストによると、Google Chromeはブラウザ閉鎖時にすべてのサイトデータを削除する設定があるにもかかわらず、google.comのサイトデータを再び保持し続けている。この問題は、Johnsonの前回の報告後に修正された2020年の同様のバグを再現するものである。

google.comのサイトデータ削除オプションを表示するChrome設定(「サイトデータと権限を削除」ボタンが選択状態)
google.comのChromeサイトデータ設定「サイトデータと権限を削除」構成オプションを示す画像lapcatsoftware.com

Johnsonがテストした正確なChrome設定を記録したもの—chrome://settings/content/siteDataで「www.google.comとそのインストール済みアプリのサイトデータと権限を削除」チェックボックスが有効であり、持続性を防ぐための構成を示している

google.comおよび他のサイトの詳細ストレージ情報を表示するChromeサイトデータ管理インターフェース
デバイス上のストレージ使用量を表示するChromeの詳細なサイトデータ管理ビュー。google.comが他の追跡サイトとともにリストされているlapcatsoftware.com

このインターフェースビューはChromeがサイトストレージ情報を追跡・表示する方法を示しており、削除試行にもかかわらず残存するgoogle.comの1,216 KBデータを理解するための文脈を提供する

DuckDuckGoをデフォルト検索エンジン、Google検索結果ページを表示するChromeブラウザ
DuckDuckGoをデフォルト検索エンジン、Google検索実行を示すブラウザインターフェーススクリーンショット(テスト用)lapcatsoftware.com

Johnsonは検索エンジン関連の変数を排除するためにChromeでデフォルト検索エンジンをDuckDuckGoに設定し、サイトデータ持続性バグを再現する制御環境を構築した

Johnsonは、chrome://settings/content/siteDataで「すべてのウィンドウを閉じたときにサイトがデバイスに保存したデータを削除する」設定を有効にした2台のMacでChrome 152.0.7977.83をテストした。Chromeにサインインせず、検索エンジン関連の要因を排除するためにデフォルト検索エンジンをDuckDuckGoに変更した。Google検索を実行し、Chromeウィンドウを1つ閉じた後、google.comのサイトデータ(クッキー、ローカルストレージ、セッションストレージ)が~/Library/Application Support/Google/Chrome/Defaultに残存し、Chromeを終了・再起動しても消えないことを確認した。データを削除して再テストしても同様の結果が再現された。

根本原因はChromeのCompression Dictionary Transport機能、すなわちChromium固有のWeb技術である。Johnsonは9月16日の追補で、第三方が提出した公開Chromiumバグレポートを引用し「このバグはCompression Dictionary Transportが原因である…google.comはCompression Dictionary Transportの早期採用者である」と述べた。この機能が生成する共有辞書は、Chromeがウィンドウ閉鎖時に正しくクリアしない追加ストレージである。Chromium貢献者が現在のHacker Newsディスカッションで確認したところ「問題はgoogle.comだけでなく、Compression Dictionary Transportを使用するすべてのサイトに及ぶ…共有辞書はこの機能で追加されたストレージであるが、閉鎖時に正しくクリアされていない。修正は開発中である」。

ウィンドウ閉鎖テスト後のgoogle.comの使用量1,216 KBを表示するChromeサイトデータストレージ
Chrome 152.0.7977.83のサイトデータストレージ出力。ウィンドウ閉鎖設定にもかかわらずgoogle.comデータ1,216 KBが残存lapcatsoftware.com

Johnsonのテストでキャプチャされたスクリーンショット。サイトデータ削除を有効にした状態でChromeウィンドウを閉じた後の実際のストレージ量を示し、バグの影響を1,216 KBのgoogle.comデータの残存として実証している

テスト実行前のサイトデータ使用量0バイトを表示するChromeサイトデータストレージインターフェース
検索およびウィンドウ閉鎖テスト前の初期サイトデータストレージ。使用量0 Bで比較基準を確立lapcatsoftware.com

Johnsonのテストセットアップのスクリーンショット。検索およびブラウザ閉鎖操作前のサイトデータストレージの初期状態(0 B)を示し、バグ発生後の残存1,216 KBとの比較基準を提供する

これは2020年のバグと同様のもので、当時ChromeはGoogle所有サイト(SearchおよびYouTube)を「Chrome終了時にクッキーとサイトデータをクリア」設定の対象から除外していた。Johnsonも記録したそのバグはChromiumコミットに遡り、Chrome 86でyoutube.comに部分的に修正されたが、google.comはしばらくの間影響を受け続けた。今回の事例は異なる:同じコードパスではなく、新しい圧縮機能に起因する。

Johnsonは、Googleのリソースを考慮すればこの再発は品質保証の隙間を反映していると強調する。Compression Dictionary Transportの説明により、例外はGoogleプロパティに限定されず、この機能を採用する任何のサイトが同じ持続性を示す可能性があるが、google.comの早期採用が最初の観察事例となった。クリアロジックへの修正はChromiumプロジェクトで進行中である。